CCS/CCUSへの取り組み

CO<sub>2</sub>漏洩のリスク分析

リスク分析のイメージ図

CO2圧入および圧入終了後において、CO2が地上へ漏洩するリスク分析は安全性を評価するうえで重要です。断層や廃坑の有無や適正な圧入圧力かを検討し、貯留層のみならずキャップロックへの影響も考慮したシミュレーションを行う必要があります。
岩石力学モデルを貯留層シミュレータとカップリングすることで、圧力変化が岩石力学的に貯留層特性へ与える影響を考慮した計算が可能です。例えばGEMではフラクチャー開閉に修正Barton-Bandisモデルを適用させ、キャップロックからのCO2漏洩を計算します。JOEでは主に貯留層シミュレータGEMを用いた計算と文献調査を中心に、以下の項目について調査・検討しています。
 ・実験・分析データや文献データからのシミュレーション入力データ作成のワークフローに
  ついての検討。例えば修正Barton-Bandisモデルでのフラクチャー開閉時の圧力設定など
  の入力データについての検討。
 ・入力データの不確実性分析を反映したCO2漏洩リスク分析のワークフローの検討
 ・各種貯留層シミュレータにおけるCO2漏洩計算のワークフローの調査

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参考文献
1) GEM User Guide Computer Modelling Group Ltd.
2) SPE125167-MS Geomechanical Risk Mitigation for CO2 Sequestration in Saline Aquifers

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