実績紹介

岩船沖プロジェクト

海上プラットフォーム

掘削作業

受入基地

顧客名  :
日本海洋石油資源開発株式会社
国・地域 :
日本
実施年  :
1983年7月~1990年12月

本プロジェクトは、顧客の岩船沖油田掘削・生産プラットフォーム建設工事、海底パイプライン敷設工事および陸上基地改造工事のフィージビリティ・スタディ、基本設計、見積書評価、詳細設計検収、施工管理・監督・検査および試運転までのプロジェクトの最初から最後まで一貫して弊社が実施したプロジェクトです。

岩船沖油田の位置は新潟市から北東に約30 km、新潟県北蒲原郡中条町の胎内川の河口部荒井浜の沖合約4 kmに位置しています。プラットフォームは北緯38°07’46”7、東経139°20’29”6、水深36.2 m の海域に設置されています。

岩船沖プラットフォームは全搭載型固定式プラットフォーム(20坑井用:5坑X 4列)で100年ストーム(風速52.7 m/s、波高18.4 m、潮流1.33 m/s)および新潟地震(1964年)以上の激震にも耐えるように設計されています。プラットフォームの設計耐用年数は25年で、設計疲労寿命は50年です。

プラットフォームはジャケット(ジャケット重量:1,810 t、パイル重量:1,480 t、コンダクター重量:1,000 t)とトップサイド(ロワーデッキ重量:1,780 t、サブストラクチャーモジュール重量:980 t、マッドポンプモジュール重量:1,190 t、居住施設モジュール重量:1,290 t)で構成されています。

ジャケットは8脚鋼管立体ラーメン構造で海底部面積は55.7 m X 26.7 mで、パイルは外径54インチのメインパイル8本とスカートパイル4本を海底面下60 mの設計根入れ長まで打設してあります。コンダクターパイルは外径30インチ20本を海底面下50 mの設計根入れ長まで打設してあります。

トップサイドに搭載される掘削装置はナショナル110-Mリグでトップドライブシステムを採用しています。このシステムはケリーやロータリーテーブルを使わずスイベル部に内蔵されたモーターで上部から直接ドリルストリングスを回転することのできる装置です。従来のロータリーテーブルタイプでは9 m毎にドリルパイプを付け替える必要がありますが、ドリルパイプスタンド長を27 mにすることが可能になります。特に複数の坑井を連続的に掘削するプラットフォームの場合は作業時間の短縮になります。

岩船沖プラットフォームで生産された原油および天然ガスは、外径12インチ、距離21.6 kmの海底パイプラインで陸上基地まで輸送されます。陸上基地でスラグキャッチャーおよびセパレーターで原油とガスに分離します。原油はタンクに貯蔵され、タンカーまたはパイプラインで出荷されます。ガスはデハイドレーターで脱湿および硫化水素吸着塔で脱硫された後、パイプラインで出荷されます。

本プロジェクトに一貫して参加した弊社は、その高い技術力が認められプロジェクト完工時に顧客から感謝状を拝受しております。

※プラットフォームの仕様に関しては建設当初のものとなっています。

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